次世代産業委員会は、注目を集める生成AI「ChatGPT」について、ビジネス活用の可能性を模索するDXセミナーを開催し、約400名が参加した。
初めに、神戸松蔭女子学院大学人間科学部専任講師の奥村紀之氏より、「ChatGPTをビジネスで活用するための基礎知識」をテーマに説明を聞いた。奥村氏は、ChatGPTの概要や仕組み、ビジネス活用にあたっての問題点等を説明した。システムへの入力がどのように解釈されているかを解説し、文章の書き方次第で効果的な返答が得られることを説明した。
続いて、株式会社ハック取締役の岩崎雅也氏より、ChatGPTの実践ノウハウをテーマに、具体的な活用方法や使用にあたってのポイント等を学んだ。岩崎氏は「ChatGPT」のデモ操作を行いながら「調べる」「加工する」「考える」「作る」「遊ぶ」などの使い方を披露。「明確に詳細を入力し、回答に対してフィードバックを与えることで回答制度は高まっていく」と指摘した。また、ChatGPTの返答はすべて中間成果物と捉えて、使用する側には誤りがないこと等を確認できる知識と教養が必要であると説明した。