次世代産業委員会は、中小企業のデジタル化・DXを支援するため、関連ソリューションを提供する企業・団体が一堂に会し、会員企業へ提案・商談を行う「展示商談会」及び著名な講師による「講演」で構成する「デジタル化・DX推進フェア」を開催した。
展示商談会には、「業務別・業種別DX」「営業DX」「情報セキュリティ」「EC&次世代店舗」「AI・業務自動化」「IoTソリューション」「メタバース」「デジタル人材」等のソリューションを展開する32社・団体が出展。展示会場の一角には「メタバース体験コーナー」も設けた。来場者は熱心に会場を見て回り、商談する様子が見られた。
また、当日は3本の特別講演を実施。「中小企業のDXとは?今こそデジタル化に取り組もう!」をテーマに講演したDX学校校長/株式会社ディグナの梅崎健理氏は、デジタル化によって売上・利益が数倍になったり、効率化で離職率が大幅に下がった中小企業の事例を紹介し「中小企業こそデジタル化のメリットは大きい。まずは多くの従業員が恩恵を受けられることを目指しましょう」と呼び掛けた。
また、「今、リーダーに求められるもの」をテーマに講演した、元Google日本法人の社長でアレックス株式会社の辻野晃一郎氏は、急激な時代の変化を踏まえた上で、「環境変化に適応できない組織は滅びる」と指摘。「課題に正面から向き合い、最適な解決法を発見し、最適なプロダクトやサービスを最適な市場に提供できる、“問題解決型リーダー”を育成することが重要」と強調した。
さらに、「メタバースで広がるビジネスチャンス」をテーマに講演した、monoAI Technologyの本城嘉太郎氏は、同社が手掛けた仮想空間イベントの実績等を紹介し「メタバースはエンタメライブからビジネスまで活用方法が進化しており、体験価値や利用範囲はますます拡大。次世代テクノロジーとして期待が高まっている」と述べた。