開催レポート

平成30年12月14日、地元中小企業の販路開拓支援事業の一環として、自社商品の開発・改良や営業スキルの向上に役立つ『行動観察』の活用術を学ぶセミナーを開催しました。

「行動観察」とは、実際に商品やサービス、店舗を利用している顧客への深い観察を通じて、潜在的なニーズや不満などを引き出し、商品開発や店舗改良のヒントを探る手法。成績優秀な営業マンの好成績に結びついている行動を顕在化することで営業力強化にも繋がる等、近年注目されています。

　今回は中小企業診断士の中村佳織氏を講師に招き、行動観察の基礎知識やその活用方法について説明を聞きました。具体例に基づくワークでは、「市販のヨーグルトのパッケージを開封する様子」や「二人の営業マンの行動」などの映像を見て、グループに分かれて問題点や改善策などを議論して理解を深めました。

　参加者からは、「接客業を営む上で、顧客を観察する大切さを改めて感じた」「新規事業の立ち上げに向けてとても役立ちそうだ」といった感想が聞かれました。